2012年10月28日日曜日

No56. ”カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行”〜費用編〜



※ここに書かれたことは体験をもとに書かれてあります。

1:滞在期間
2:全費用
3:交通費
4:食費&その他
5:レビュー

1:滞在期間
9月24日〜10月23日
※各国の滞在期間(重複あり)
スウェーデン3週間
デンマーク 5日間
フランス  3日間

2:全費用(航空券3枚、新幹線2枚、食費、雑貨…etc)
20万300円

3:交通費
1,羽田空港→(飛行機)
→スウェーデン
◎6万150円

2,スウェーデンでの交通費
(フェリー、バス、地下鉄、電車)
◎1ヶ月乗り放題定期券 約6000円

3,スウェーデン→(新幹線)
→デンマーク(コペンハーゲン)
◎片道で約4000円

4,デンマークでの交通費
(バス)
◎4回で約600円

5,コペンハーゲン→(新幹線)
→オーフス
◎往復で約5000円

6,コペンハーゲン→(飛行機)
→フランス
◎片道で約13700円

7,フランスでの交通費(バス)
◎10回で約1200円

8,フランス→(飛行機)
→羽田空港
◎6万150円

交通費 計15万1100円

4:食費&その他
食料品&カフェ 23800円
パブ 1400円
日本料理店のよくわからないカツカレー 1500円
豚の丸焼き 一人3000円
本2冊 2800円
動物園 1200円
Jazz Festival  3600円
靴 6000円
その他 5400円

5:レビュー
 今回の旅で、僕がいちばんしたかったことは、(1)現地の人たちのように暮らしながら、(2)旅費を最大限にまで削減することでした。ほんとに運が良くて、いや、現地にいた友人たち(Max、Linus、Lotus、Rosa、Katell、Alice)のおかげで、本当に本当に助けられました。もし彼らがいなかったら、僕は現地の暮らしどころか、途中でお金を使いすぎて帰国するハメになったり、泊まるところがなくて野宿した日があったかもしれません。最悪の場合、ろくに飯も食えずに駅やバス停で立ち往生していたかもしれません。みんな、本当にありがとう。感謝しています。
 このレビューでは(2)の目標を達成するのに工夫したことや利用した情報を3点ほど書きます!

1,人生初めての海外旅行のため、ぶるぶる震えながら旅行会社を利用。
その名も、トラベルコちゃん。このサイトは、今年5月にサハラ砂漠の300kmマラソンに参加した友人からのおすすめで利用しました。ぶっちゃけ、今年の6月までパスポートさえなかった僕は、チケットの買い方さえわからなかったので、こういうサイトを利用するのが非常に怖かった。お金を騙し取られるのではないか…と。もちろん、そういうケースがないとは限らないけれど、このサイトはまあ大丈夫でした!僕の担当をしてくれた玉光さん、ありがとう。

※もし今なら…
とはいえ、もし今の僕がもう一度同じ旅をするなら、絶対にこういう旅行会社を利用することはないでしょう。なぜなら、値段が高い…(泣)。そして、今はどのようにしてチケットを買うかを色々と知っているため、旅行会社の仲介は必要ないです。具体的な探し方としては、Googleで『france airplane』や『airport paris』といったように、現地の航空会社に直接アクセスすることなどなど。はっきり言って、探し方は国による気がする!

例えば、日本から北欧までの往復チケットであれば、8万円代で探せる気がする!!!

2,どんなに面倒でも、交通機関や交通経路はいろんな手段を探してみた。
今回の旅では、現地の僕の友人の御恩もあり、いろんな交通手段を利用する機会が多くありました。バスやメトロ(地下鉄)をはじめとして船や路面電車、新幹線、飛行機、そして自転車。今回の場合だと、デンマークからフランスまで普通の電車で行こうと思っていたのですが、スウェーデンの友人(マックス)のお助けの元、新幹線や電車よりも安くて早い航空券を発見。日本では、飛行機や新幹線というと高価なものかもしれませんが、国によってはまじで安い。日本で言う、北海道から鹿児島までの距離を1万円ぐらいで飛んで行けました。また、街で貸し出ししている自転車も一日100円のところもあったりして、驚き。とにかく、手間をめんどくさがらず、友人や地域の人(?)に協力してもらって良かった。

例えば、スウェーデンでは新幹線と航空機以外の交通機関の乗り放題チケットを空港で買ったり、デンマークではコンビニで買える交通機関チケットを買い、フランスではメトロで買える10回文の回数券をまとめ購入。また、友人マックスのアイデアにより、デンマークからフランスへ行く交通アクセスを、もともと考えていたドイツ経由の新幹線ではなく、ノルウェーの航空会社に直接アクセスして格安チケットを入手。考えれば考えるほど、安いものを発見できる…!!!

3,ご飯は手作り!!!
今回は、食費の節約のため、キッチンを借りて調理をつくるようにしたこともまた、今回の劇的な費用削減に役立ったのだと思います。ぶっちゃけ、僕が行った3ヶ国の外食は日本並みかそれより若干高いです。ハンバーガーセットが800円だったり、日本食が1200円だったり!!一方、野菜やフルーツは1キロで100〜200円程度。だから、毎日外食してたら、オワタ…。
 また、今回の僕の旅では、幸運にも、Max&Max Family、Lotus&Lotus Family、Katell&Alice&Emilieのご自宅の住むことができました。そのため、旅の半分ほどの日程の食事を御馳走様になりました。感謝、感謝、ほんとに感謝。おかげで、食費代も3割〜4割ほど節約できたため、豚の丸焼きを食べたり、動物園にも行く事ができました。僕にとって彼らとの日本での出会いは、ほんとうに幸せなめぐり合わせであったと思っています。


ね、ねむし…







2012年10月27日土曜日

No55. ”カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行”〜動機編〜



注意:著者はやりたいことがいっぱいありすぎて、
以前のブログと矛盾があるように思えるかもしれませんが、
それは著者の表現力不足であって、ただの気分屋であるわけではありません。

残高1万円ほど。

2012年7月25日17時15分、僕は馬鹿な決断をしました。
みずほ銀行の預金が13万円ほどしかないのに、
12万300円の航空券を買いました。

行きの航空券は、羽田→スウェーデン(ストックホルム)。
帰りの航空券は、フランス(パリ)→羽田。

行きと帰りの空港を違う国にしたのは、
自分の視野を少しでも広くしたかったから。

※とか言いつつも、内心びっくんびっくんでした

純ジャパとしての22年間。

僕は、中学のころから、
小さいながらも憧れていたことがありました。

「外国人と仲良くなりたい」

あの頃は、かわいいやつでした

もちろん、大学生になってから、
そのあこがれは勝手にやってくるわけでもなく、
ただ時間だけが過ぎていく一方。

「早稲田大学に入れば、なんでも叶う。」

そんな”つまらない幻想”も軽く切り裂かれ、
4年間は他のことに使い、
大学4年間はあっという間に終わりました。

たとえ東京の中心部にある大学に入学したとしても
そのあこがれは、ただのあこがれ。

なにもしない人には、ただのあこがれでしかない。
ただ、それだけのこと。

絶対に、このままでは嫌。

大学卒業を目前にした今年の5月。
僕は、このまま会社に入っていく自分の姿が情けなく思い、
立ち止まってしまいました。

※このときも、立ち止まることに、びくびく

でも、

「自分のほんとうに望んでいることをしていない。」

心のなかで、ずっとその言葉が残っていた。
なんか、これ以上、他人の期待に答えるだけの時間はむり。
そんなことを、何度も、何度も、考えていた。

もし今、会社にスルリと入ってしまえば、生活は楽になると思う。
母も喜ぶし、お金もぼた餅のように落ちてくる。
嫌らしい言葉に聞こえるかもしれないが、
これが現実。

でも、それって、母が望んでいることであって、自分の望みじゃない。
僕はもっと、死にかけながらも、
人生という苦虫を噛み潰しながら、歩いていたい。

それが、僕の望んでいること。

なんでかな、そんな苦虫を噛み潰さなくても、
自分は、簡単にしあわせになるかもしれないのに。

そんなことを思いながらも、
本当に、本当に、やりたくてたまらないことを考えるようになった。

そして、その思いを文章にしていた。
いまからちょうど5ヶ月前のこと。

ダサい自分。

でも、文章を書いていて思った。

「こんなことしていて、なんにもかっこよくない」

自分の考えていることを、ただ文章にしているだけで、
現実自体はなにも変わっていない。
したいことをしていない。

スポーツで例えるならば、
プロ選手の動画を見ているだけで、
それでうまくなると勘違いしているような人。

完全に、間違っていた。

チャンスを掴んだと思ったら、振り向くことなく飛び込む。

そこで、僕はある人にアポをとった。
当時、シンガポールでニート中であった友人。
彼に、単刀直入に聞いた。

「現地の人との接点を、どうやって作ったのか?」

彼の口から、すぐに出た言葉がこれ。
”Couch Surfing” 「カウチサーフィング」

この言葉は以前のブログで述べたことなので詳しく述べませんが、
簡単に言うと、海外を旅行する人が使うfacebook。

「これを使って、まずは友だちを作ろう!」とのこと。

そういう成り行きで、
異国からのバックパッカーを馬場下ハウスを招くことにした。

※もちろん、このときにも、
「もしやってきた外国人が、盗みを働いたらどうしよう…」
とびびっていたのはまちがいない

パラダイスのあとに残った、違和感。

結果的に、たった40日前後で、
11ヶ国から20人ほどのバックパッカーが来てくれました。

この出来事は、いまからちょうど2ヶ月前のことですが、
ずいぶんと前のことのように感じます。

当時の僕は「今までにない経験をした」と、
内心とても嬉しい気持ちでした。

でも、なにか違うような気がしました。
当時の僕からすれば、十分であったといえば十分です。
一緒にやってみたかったカラオケもしたり、
ご飯も一緒に作って食べた。
外国人と仲良くなるという目標は達成されたと思う。

ただ、どんなに仲良くなったとはいえ、彼らにとっては、
僕はネットでたまたま見つけた人に過ぎなく、
友だちかどうかといえば違うことに気づいてしまった。

ざっくり言うなら、
彼らにとって僕の存在は、
日本でお世話になった人。
それ以下でも、それ以上でもない。

なんか、悲しかったし、寂しかった。

「寂しいな。もう一度、会いたい。」

そう思い、Couch Surfingを使うことなく
次は自分が行く番だと決めた。

だから、行ったんです!!!!!!!!!!

おわり