2013年9月13日金曜日

No66. 俺が初めて何かを諦めたのって、小学6年のときじゃん!!!




「ただいま」の日々
都の西北に住まう友人を訪ね、一昨日の夜から宿らせてもらっています。時の経過と変化に呆然と立ちすくむここ数日でしたが、気持ちに一段落をつけ、自分の手相に「しあわせ」の文字を重ね、今日もげんきに生きております!

いまのわたし。
まだお伝えしていなかった方々も数多かったと思いますが、来年の春から東京都市大学(旧武蔵野工業大学)の工学部建築学科に通います。来年に受験を控えておりますが、今年の5月からアルバイトを兼ねて勉強したこともあり、昨月に勉強のほうは一段落が着きました。一安心です。

あのころは、水分が蒸発しきった枯木のように。
建築学科に再入学するのは理由があります。昨年5月、わたしはある学習塾から内定をいただき、そこで働く意志を持っていました。もちろんその意志は、いまも変わりません。しかし、当時のわたしの内心は、エネルギッシュなものではなく、どこか魂の抜けた枯れ枝のよう。「生きていきたい、もっと水がほしい。」そういう気持ちになれなかった。

わたしに生きがいをください!!!
毎日考えていました。「だれか、わたしの心に火をつけてくれ。」みたいなことを。でも、意外と自分で諦めていただけだったんです、生きがいを持とうとすることを。正直、そういうものを持って生きようとすることがすごく怖かったんです。

諦めたことってなにかな。
恥ずかしながら、僕はこの23年という人生の中で数多くのことを挑戦せずに諦めてきたと思うですよ。「他の国の友だちが作りたい」という理由で外交官か国際公務員になりたいと思っていたり、大学デビューを見事に成功へと導いてくれた洋服に感謝すべくアパレルで働こうとしたり(夜間の専門学校で入学が決まってたのに結局やめるという)、色々と思うものの始めてからすぐに諦めてきたんです。でも、この歳になって今更なのかもしれませんが、諦めることって、大切な場所を失うくらい、心の毒なんじゃないかなーって思うんです。

そういうことを考えるうちに、ふつふつと湧いてきたんです。諦めたことをひとつつづ叶えていこうよ!って。ちょうどそれが、昨年の12月から今年の2月にかけてのこと。ちょうど、自転車屋さんで見習いをしていた時期ですね。うんうん。懐かしい。(いまも、自転車のフレームを自分で作って、自作の自転車を作ることを念頭にいれつつも、優先順位は低いから後回し!集中。)

それで、真っ先に叶えたいことがあったんですよ。いまでもあの瞬間は忘れません。

「俺が初めて何かを諦めたのって、小学6年のときじゃん。」

みなさんって、小学の卒業文集でなに書きましたか?ぼくは建築設計士になってお母さんのために家をつくるって書いてたんですね。でも、小学生のあの頃でさえ、卒業文集で建築設計士なると書きつつも、すでに諦めていたんですよね、内心。ぼくには無理だよって。実は、大学に入学することも僕には無理って思ってたんですよね。。そういうことってみなさんもありませんでしたか?僕は、いつのまにか諦め癖がついてしまっていた。もったいない。

そして、次第に思いがつのるつのる。

「小学校のころの夢を叶えることができたら、もう人生、言うことない。しかも、もし叶ったとしたら、それを実現させた先生ほど、かっこいい先生はいないでしょ。」と。ええ、学習塾で働くことも見据えてです。

この思いは。今の僕が元気にいきていくために、どうしても必要なんですよね。



2013年3月5日火曜日

No65. 日々、何に幸せを感じるか


”ない”のが当たり前の日々
いまの僕は、ほんとにささいな事でも幸せを感じる。

朝の目覚め、紅茶一杯の香り。
太陽の日差し、青空を眺める一瞬。

自らの足で地面を踏みしめながら、帰路につくる喜び。
身も心も大いに使い、帰路で道草を食う喜び。

朝起きてもやる事なく、ふわ〜とあくびをする時間。

僕はどんな事にでも、幸せを感じている。
もともと、生きていられる事自体、ありがたいものだから。
そう思っている。

”みんなは、まわりは、日本では、友だちは、親は、学校は、同僚は”
こんなどうでもよい主語たちに、振り回されなくなった。

自分が生きている以上、自分の関心ごとや興味に集中する事が一番だと思っている。
将来、幸せにいきてゆきたいなら、今幸せになること。
他人を幸せにしたいなら、自分を幸せにすること。

僕は常に、現在や自分を原点として、そこから幸せの芽を伸ばしている。

幸せの定義
幸せは、いつも変わるものだと思ってる。

時が経てば、お腹が減ったり、眠くなる、そしたら、食事と睡眠が幸せ。

友人といても、一人でいたいなら、一人でいるのが幸せ。
一人でいても、友人といたいなら、友人といるのが幸せ。

音楽を聴くのが好きなら、音楽を聴くのは幸せ。
でも、聴く気がしないなら、聴かない方が幸せ。

幸せってなに?
そんなの聞かれても、そのときどき。
べつに決まったものじゃない。




2013年2月21日木曜日

No64. 言葉のらくがき


今日も1日生きれてよかったぁ。
 一日を生きていくうえで、やっておかないといけないことなんて、ほんとは何もないはず。なんだけど、いつのまにか取り憑かれたように、色んなやらないといけないことに追い込まれたりする。一日にすることなんて、ほんとは、ほんとは、もっと簡単なことで、「生きててよかった!」って言えたらそれで十分なんだと思っている。

音楽1曲、メール1通、1言の会話。
 たった一回のなにかがあれば、僕は一日を生きててよかったなあって思える。なんでかな?ほんとはもっと切実に何かを考え、実行し、結果を出すほうが充実してると思ってたのに。でも、いまはそうでもない。いまの僕は、目に見える結果やすぐに手に入るようなものじゃなくて、ジリジリと歩く中で次第に見えてくるようなものを欲しがっている。それは、人の心に突き刺さるような何かだと思っている。それって、なんなのかな。

10年後の幸せとはなんでしょう。
 僕は高校に入った頃から、ずーっと”意味”を求めて生きています。食べることに意味はあるのか?友だちを作ることに意味はあるのか?だから、8年ほど経った今では、身の回りにあるほとんどの事柄に対して、意味付けができてきた気がします。その分、意味を追い求めたいものにはすごぶる粘り、意味を見出さぬものには歯牙にもかけない。本題である、10年後の僕の幸せってなんなのでしょうね。こんなことを問いつつも、答えは出ているんですけどね。





2013年2月8日金曜日

No63. 2012年、カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行〜1週間目〜

美と滑稽
最初1週目は、街の風景に魅了されました。
ストックホルム中央駅の上には。
駅のホームにある、ファッション広告
道路の真ん中にある歩道。
緑の中のセブンイレブン。
ストックホルム中心街にある公園。
スーパーにある野菜くだものコーナー。
ピーマンもパプリカも同じ。

あるがままの野菜たち
葬られた野菜

2013年1月7日月曜日

No62. 2012年、カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行〜1日目〜

ロンドンを経由して、スウェーデンArlanda Airportに到着。
現地時間17時。

到着して最初に待ち受けていたのは、検問。

「あなたは今夜どこに泊まりますか?」
「場所はどこですか?」
「友だちは今、どこにいますか?」

などなど。

そのときの受け答えは、たどたどしい英語だけど、
満面の笑顔と愛嬌バッチリの声を振る舞った。
そして、最高のリアクションで余裕通過。

「余裕でござる」

そのときの僕は浮かれていた。
その数分後、現地の友人マックスと合流。

嬉しすぎてハグをしまくった。
別に、そういう系の男ではないけれど、
たとえ日本であってもしてしまうくらいの興奮だった。

まず最初に僕たちがしたのは、定期券の購入。
購入方法は簡単、駅員に聞くだけ。

対応してくれたのは、金髪美人の駅員2名。

このとき、瞬時に悟った。
「スウェーデンの女の人、見てるだけで癒される…」

僕の視線の先は街でもなく、城でもなく、商品でもない。

「わかってる、わかってる。ほんとは見てはいけない。
でも、人生で初めてなんだ。
こんな美人な人たちを同時に見るのは。」

と、まぁ、ひどい書きっぷりだが許してください。

ほんとにスウェーデンに初めてきて思ったんです。

「スウェーデンの女性のレベルは、半端ない…」

僕もスウェーデンの女の子を惹き付けるぐらいの
キチガイにならなければならないと思った。

P.S 空港帰り、スウェーデンのセブンイレブン
バスから撮ったセブイレブン。
日本のセブンイレブンの2倍の大きさ。
ストックホルム周辺の駅改札
ストロベリーで味つけた、謎の小麦飯
一日目の夕食は
マックス特製のパスタ&ハムソーセージ


No61. 2012年、カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行〜0日目〜

ヨーロッパに行く前に、格好をうまくキメたあげお

こんにちは。皆様、 お元気でしょうか?
僕は大晦日から今日まで、
”ニコ動”と”地球大図鑑”という謎の本にハマっております。

ニコ動は言うまでもありませんが、
地球大図鑑は、昨年の11月からハマっている
”National Geographic”という雑誌の影響です。

ここでは、昨年9月末から10月末までの一ヶ月のあいだに行った、
ヨーロッパ旅行の話をします。

昨年、人生初の海外旅行に行ったのにもかかわらず、
振り返りができていませんでした。

そのため、2013年の仕事が忙しくなるまえに、
「振り返りたい。」
そう思ったのです。

あの頃の僕は「海外に行くのが怖い日本人」でした。

だから、もう一度、あの頃の自分に戻って、
「現地でなにを考え、どのように振る舞ったか」
を書き連ねていきたいと思います。




ヨーロッパ渡航前日、僕はずっと恐れていることがありました。

「日本人は3人に1人の確率でスリに遭う」

…子どもが突然ぶつかってきて、鞄に手を突っ込んで逃げ去る
…警備員の服装をした人が、持ち物を検査をしてきて、財布を盗られる
…10代の若い女の子たちに囲まれて口論になり、持ち物を奪われる

「こんな事件が突然身に降りかかってくるのではないか?」

そう思ったのです。

22年間、生まれてからこのかた、
”日本”という小さな島国でしか育っていないわけです。

ほぼ地球を半周した先にあるヨーロッパに行くとなると、
こんなことを考えても仕方なかったのかもしれません。

「大丈夫。僕には友達がいる。」

そんな根拠にもならない、謎のおまじないを考えながら、
9月24日の夜11時、
羽田空港に向かっていたのです。
やまちゃんと人生ゲーム@羽田空港

幸運にも、羽田空港へ行く僕のそばには
心優しき友がいました。

いま、馬場下ハウスの僕の部屋に住んでいる”やまちゃん”です。
昨年8月に撮ったやまちゃんとアスィー、あげお

「あげおのために、羽田まで一緒についていってあげるよ」
彼はそう言って、僕が羽田空港を飛び立つまで、一緒にいてくれたのです。

「僕にも、友だちがいたんだ。」
そう、心の中でつぶやきながら、
やまちゃんと人生ゲームをしました。
無事、スウェーデン行きの飛行機に乗り、
ほっと一息つけました。

「いまから14時間ぐらい飛行機だけど、
普段の仕事に比べたら楽チンだわ〜」なんて思い、

クッションを抱きしめながら
眠りにつきました。

Zz…

5時間ほど立った頃、
ハスキーボイスのラップが聞こえてきました。

「Vegetable? Or Chicken?」

「Vegetable? Or Chicken?」

「Vegetable? Or Chicken?」

耳にヘッドフォンをつけていたので、
「なんだこの音楽。」
と思いながら、また目をつむると

左斜めのほうから金髪の女性が僕の顔を見て、
ラップ調で話しかけてきました。

「Vegetable? Or Chicken?」

日本語に慣れている僕ですから、
その言葉が音楽にしか聞こえません。

「ベジタブル オア チキン?」

そう繰り返してしまい、
その女性の顔を見て「やばい」と思いました。

飯だ、ごはんだ、チキン!

そう心の中で、ハッと思い、
「チキン!」と言いました。

そして、受け取ったのがこの写真の食べ物。
右奥から時計回りに説明すると
チキン入りのパック
ケーキ
シュークリーム
ワインゼリーのパックに入った水
ワイン
フルーツ

日本食ばかりを食べている僕からすると、
豪華だな〜と笑ってしまうくらいの量。

味も非常に美味しく、
「これを食べると追加料金をとられるのではないか」
そう思うくらいでした。

「はやく、スウェーデンに着かないかなぁ〜」

そう期待しつつ、飛行機の着陸を待つのでした。

2013年1月4日金曜日

No60. Happy New Year!


季節の移り変わり、雲や川の流れのごとく。
昨年の秋、僕の大学生活が、大隈講堂の鐘とともに終わりを告げた。その直後、これまで育てあげてきた”期待と評判”という自らの葦を折り、風雨を耐え凌ぐことを決意。自分というものはなかなか厄介者で、筋書きがわかってしまうとすぐにその筋を折ってしまう。チャレンジャーなのか、それとも筋金入りの馬鹿なのか。


再び進みはじめた、心の針。
人の心のなかには、とても丈夫で、決して壊れない時計がある気がする。気まぐれにすすみ、時々動いたり、時々止まったり。でも、完全に止まってしまうことはなく、必ず動き出すときがくる。もちろん、その時計を動かすのは本人であるけれど、その針がいつ動くかはわからない。僕もそのひとり。いつもその時計のことを考えながら、一日一日を生きている。ひょっとして、僕の時計はもう動かないのかな。なんでかな、なんでかな。そう考えるうちに、時は過ぎていくもの。


好き、好き、好き。
今年の僕は、好きな人と出会い、好きなものを身につけ、好きなところに行く。

昨年果たせなかった東京ー鹿児島間の1400kmサイクリング。自転車オタクの集まるUBIでのMechanic修行 in オレゴン, USA。中野に通い漬けながら、アラレちゃんグッズの買い占め。愛車リカンベントとともに関東を巡る自転車旅行。毎月集まって歌う、コーラス団での合唱。来年ロンドンでの自転車FrameBuildingに向けた、自転車の自作。

「いかに自分の人生を楽しみ、面白くて幸せな人生を子どもに魅せることができるか?」
これが今の僕の使命なんだよ。