2013年1月7日月曜日

No62. 2012年、カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行〜1日目〜

ロンドンを経由して、スウェーデンArlanda Airportに到着。
現地時間17時。

到着して最初に待ち受けていたのは、検問。

「あなたは今夜どこに泊まりますか?」
「場所はどこですか?」
「友だちは今、どこにいますか?」

などなど。

そのときの受け答えは、たどたどしい英語だけど、
満面の笑顔と愛嬌バッチリの声を振る舞った。
そして、最高のリアクションで余裕通過。

「余裕でござる」

そのときの僕は浮かれていた。
その数分後、現地の友人マックスと合流。

嬉しすぎてハグをしまくった。
別に、そういう系の男ではないけれど、
たとえ日本であってもしてしまうくらいの興奮だった。

まず最初に僕たちがしたのは、定期券の購入。
購入方法は簡単、駅員に聞くだけ。

対応してくれたのは、金髪美人の駅員2名。

このとき、瞬時に悟った。
「スウェーデンの女の人、見てるだけで癒される…」

僕の視線の先は街でもなく、城でもなく、商品でもない。

「わかってる、わかってる。ほんとは見てはいけない。
でも、人生で初めてなんだ。
こんな美人な人たちを同時に見るのは。」

と、まぁ、ひどい書きっぷりだが許してください。

ほんとにスウェーデンに初めてきて思ったんです。

「スウェーデンの女性のレベルは、半端ない…」

僕もスウェーデンの女の子を惹き付けるぐらいの
キチガイにならなければならないと思った。

P.S 空港帰り、スウェーデンのセブンイレブン
バスから撮ったセブイレブン。
日本のセブンイレブンの2倍の大きさ。
ストックホルム周辺の駅改札
ストロベリーで味つけた、謎の小麦飯
一日目の夕食は
マックス特製のパスタ&ハムソーセージ


No61. 2012年、カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行〜0日目〜

ヨーロッパに行く前に、格好をうまくキメたあげお

こんにちは。皆様、 お元気でしょうか?
僕は大晦日から今日まで、
”ニコ動”と”地球大図鑑”という謎の本にハマっております。

ニコ動は言うまでもありませんが、
地球大図鑑は、昨年の11月からハマっている
”National Geographic”という雑誌の影響です。

ここでは、昨年9月末から10月末までの一ヶ月のあいだに行った、
ヨーロッパ旅行の話をします。

昨年、人生初の海外旅行に行ったのにもかかわらず、
振り返りができていませんでした。

そのため、2013年の仕事が忙しくなるまえに、
「振り返りたい。」
そう思ったのです。

あの頃の僕は「海外に行くのが怖い日本人」でした。

だから、もう一度、あの頃の自分に戻って、
「現地でなにを考え、どのように振る舞ったか」
を書き連ねていきたいと思います。




ヨーロッパ渡航前日、僕はずっと恐れていることがありました。

「日本人は3人に1人の確率でスリに遭う」

…子どもが突然ぶつかってきて、鞄に手を突っ込んで逃げ去る
…警備員の服装をした人が、持ち物を検査をしてきて、財布を盗られる
…10代の若い女の子たちに囲まれて口論になり、持ち物を奪われる

「こんな事件が突然身に降りかかってくるのではないか?」

そう思ったのです。

22年間、生まれてからこのかた、
”日本”という小さな島国でしか育っていないわけです。

ほぼ地球を半周した先にあるヨーロッパに行くとなると、
こんなことを考えても仕方なかったのかもしれません。

「大丈夫。僕には友達がいる。」

そんな根拠にもならない、謎のおまじないを考えながら、
9月24日の夜11時、
羽田空港に向かっていたのです。
やまちゃんと人生ゲーム@羽田空港

幸運にも、羽田空港へ行く僕のそばには
心優しき友がいました。

いま、馬場下ハウスの僕の部屋に住んでいる”やまちゃん”です。
昨年8月に撮ったやまちゃんとアスィー、あげお

「あげおのために、羽田まで一緒についていってあげるよ」
彼はそう言って、僕が羽田空港を飛び立つまで、一緒にいてくれたのです。

「僕にも、友だちがいたんだ。」
そう、心の中でつぶやきながら、
やまちゃんと人生ゲームをしました。
無事、スウェーデン行きの飛行機に乗り、
ほっと一息つけました。

「いまから14時間ぐらい飛行機だけど、
普段の仕事に比べたら楽チンだわ〜」なんて思い、

クッションを抱きしめながら
眠りにつきました。

Zz…

5時間ほど立った頃、
ハスキーボイスのラップが聞こえてきました。

「Vegetable? Or Chicken?」

「Vegetable? Or Chicken?」

「Vegetable? Or Chicken?」

耳にヘッドフォンをつけていたので、
「なんだこの音楽。」
と思いながら、また目をつむると

左斜めのほうから金髪の女性が僕の顔を見て、
ラップ調で話しかけてきました。

「Vegetable? Or Chicken?」

日本語に慣れている僕ですから、
その言葉が音楽にしか聞こえません。

「ベジタブル オア チキン?」

そう繰り返してしまい、
その女性の顔を見て「やばい」と思いました。

飯だ、ごはんだ、チキン!

そう心の中で、ハッと思い、
「チキン!」と言いました。

そして、受け取ったのがこの写真の食べ物。
右奥から時計回りに説明すると
チキン入りのパック
ケーキ
シュークリーム
ワインゼリーのパックに入った水
ワイン
フルーツ

日本食ばかりを食べている僕からすると、
豪華だな〜と笑ってしまうくらいの量。

味も非常に美味しく、
「これを食べると追加料金をとられるのではないか」
そう思うくらいでした。

「はやく、スウェーデンに着かないかなぁ〜」

そう期待しつつ、飛行機の着陸を待つのでした。

2013年1月4日金曜日

No60. Happy New Year!


季節の移り変わり、雲や川の流れのごとく。
昨年の秋、僕の大学生活が、大隈講堂の鐘とともに終わりを告げた。その直後、これまで育てあげてきた”期待と評判”という自らの葦を折り、風雨を耐え凌ぐことを決意。自分というものはなかなか厄介者で、筋書きがわかってしまうとすぐにその筋を折ってしまう。チャレンジャーなのか、それとも筋金入りの馬鹿なのか。


再び進みはじめた、心の針。
人の心のなかには、とても丈夫で、決して壊れない時計がある気がする。気まぐれにすすみ、時々動いたり、時々止まったり。でも、完全に止まってしまうことはなく、必ず動き出すときがくる。もちろん、その時計を動かすのは本人であるけれど、その針がいつ動くかはわからない。僕もそのひとり。いつもその時計のことを考えながら、一日一日を生きている。ひょっとして、僕の時計はもう動かないのかな。なんでかな、なんでかな。そう考えるうちに、時は過ぎていくもの。


好き、好き、好き。
今年の僕は、好きな人と出会い、好きなものを身につけ、好きなところに行く。

昨年果たせなかった東京ー鹿児島間の1400kmサイクリング。自転車オタクの集まるUBIでのMechanic修行 in オレゴン, USA。中野に通い漬けながら、アラレちゃんグッズの買い占め。愛車リカンベントとともに関東を巡る自転車旅行。毎月集まって歌う、コーラス団での合唱。来年ロンドンでの自転車FrameBuildingに向けた、自転車の自作。

「いかに自分の人生を楽しみ、面白くて幸せな人生を子どもに魅せることができるか?」
これが今の僕の使命なんだよ。