2012年10月27日土曜日

No55. ”カウチサーフィングから生まれた人生初の海外旅行”〜動機編〜



注意:著者はやりたいことがいっぱいありすぎて、
以前のブログと矛盾があるように思えるかもしれませんが、
それは著者の表現力不足であって、ただの気分屋であるわけではありません。

残高1万円ほど。

2012年7月25日17時15分、僕は馬鹿な決断をしました。
みずほ銀行の預金が13万円ほどしかないのに、
12万300円の航空券を買いました。

行きの航空券は、羽田→スウェーデン(ストックホルム)。
帰りの航空券は、フランス(パリ)→羽田。

行きと帰りの空港を違う国にしたのは、
自分の視野を少しでも広くしたかったから。

※とか言いつつも、内心びっくんびっくんでした

純ジャパとしての22年間。

僕は、中学のころから、
小さいながらも憧れていたことがありました。

「外国人と仲良くなりたい」

あの頃は、かわいいやつでした

もちろん、大学生になってから、
そのあこがれは勝手にやってくるわけでもなく、
ただ時間だけが過ぎていく一方。

「早稲田大学に入れば、なんでも叶う。」

そんな”つまらない幻想”も軽く切り裂かれ、
4年間は他のことに使い、
大学4年間はあっという間に終わりました。

たとえ東京の中心部にある大学に入学したとしても
そのあこがれは、ただのあこがれ。

なにもしない人には、ただのあこがれでしかない。
ただ、それだけのこと。

絶対に、このままでは嫌。

大学卒業を目前にした今年の5月。
僕は、このまま会社に入っていく自分の姿が情けなく思い、
立ち止まってしまいました。

※このときも、立ち止まることに、びくびく

でも、

「自分のほんとうに望んでいることをしていない。」

心のなかで、ずっとその言葉が残っていた。
なんか、これ以上、他人の期待に答えるだけの時間はむり。
そんなことを、何度も、何度も、考えていた。

もし今、会社にスルリと入ってしまえば、生活は楽になると思う。
母も喜ぶし、お金もぼた餅のように落ちてくる。
嫌らしい言葉に聞こえるかもしれないが、
これが現実。

でも、それって、母が望んでいることであって、自分の望みじゃない。
僕はもっと、死にかけながらも、
人生という苦虫を噛み潰しながら、歩いていたい。

それが、僕の望んでいること。

なんでかな、そんな苦虫を噛み潰さなくても、
自分は、簡単にしあわせになるかもしれないのに。

そんなことを思いながらも、
本当に、本当に、やりたくてたまらないことを考えるようになった。

そして、その思いを文章にしていた。
いまからちょうど5ヶ月前のこと。

ダサい自分。

でも、文章を書いていて思った。

「こんなことしていて、なんにもかっこよくない」

自分の考えていることを、ただ文章にしているだけで、
現実自体はなにも変わっていない。
したいことをしていない。

スポーツで例えるならば、
プロ選手の動画を見ているだけで、
それでうまくなると勘違いしているような人。

完全に、間違っていた。

チャンスを掴んだと思ったら、振り向くことなく飛び込む。

そこで、僕はある人にアポをとった。
当時、シンガポールでニート中であった友人。
彼に、単刀直入に聞いた。

「現地の人との接点を、どうやって作ったのか?」

彼の口から、すぐに出た言葉がこれ。
”Couch Surfing” 「カウチサーフィング」

この言葉は以前のブログで述べたことなので詳しく述べませんが、
簡単に言うと、海外を旅行する人が使うfacebook。

「これを使って、まずは友だちを作ろう!」とのこと。

そういう成り行きで、
異国からのバックパッカーを馬場下ハウスを招くことにした。

※もちろん、このときにも、
「もしやってきた外国人が、盗みを働いたらどうしよう…」
とびびっていたのはまちがいない

パラダイスのあとに残った、違和感。

結果的に、たった40日前後で、
11ヶ国から20人ほどのバックパッカーが来てくれました。

この出来事は、いまからちょうど2ヶ月前のことですが、
ずいぶんと前のことのように感じます。

当時の僕は「今までにない経験をした」と、
内心とても嬉しい気持ちでした。

でも、なにか違うような気がしました。
当時の僕からすれば、十分であったといえば十分です。
一緒にやってみたかったカラオケもしたり、
ご飯も一緒に作って食べた。
外国人と仲良くなるという目標は達成されたと思う。

ただ、どんなに仲良くなったとはいえ、彼らにとっては、
僕はネットでたまたま見つけた人に過ぎなく、
友だちかどうかといえば違うことに気づいてしまった。

ざっくり言うなら、
彼らにとって僕の存在は、
日本でお世話になった人。
それ以下でも、それ以上でもない。

なんか、悲しかったし、寂しかった。

「寂しいな。もう一度、会いたい。」

そう思い、Couch Surfingを使うことなく
次は自分が行く番だと決めた。

だから、行ったんです!!!!!!!!!!

おわり







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